初学者向けと学習経験者向けのコースは、どう違う?
初学者向けのコースは、1次試験の7科目を基本の講義から学びます。学習経験者向けのコースは、1次試験の基本の説明を減らし、問題演習と知識の整理に時間を回します。TAC・LEC・アガルート・クレアールの登録済みのコースで、違いを比較します。
まず、結論
結局、なにが違う?
1次試験の講義の量です。 初学者向けは、基本から説明する講義で7科目を学びます。学習経験者向けは、基本の説明を省き、問題演習と知識の整理が中心です。
どちらを選べばいい?
1次試験の7科目をひととおり学んだなら、学習経験者向けのコースが候補です。 学び直したい科目が多いなら、初学者向けのコースをもう一度受講する方法もあります。
講義の量は、どのくらい違う?
アガルートの1次試験の講義は、初学者向けが合計91.5時間、学習経験者向けが合計54時間です。 受講料は、どちらも同じです。
2次試験の対策も違う?
2次試験の演習が多くなるコースもあります。 LECの学習経験者向けのコースには、初学者向けのコースにない2次ステップアップ講座・答練と、2次事例IV集中答練が加わります。
受講料は、どう違う?
TACとクレアールは学習経験者向けのほうが安く、アガルートは同じです。 TACは、Web通信講座で初学者向けが310,000円、学習経験者向けが300,000円です。クレアールは、1次7科目で初学者向けが250,000円、学習経験者向けが210,000円です。
TACの場合
初学者向けは「1・2次ストレート本科生」、学習経験者向けは「1・2次上級本科生」です。 ストレート本科生は全100回で、1次試験の7科目を基本講義・養成答練・完成答練の3回転で学びます。 一方、上級本科生は、受験経験者向けの「1次上級テキスト」「1次上級答練」を使い、少ない講義の回数で学びます。回数は、1次の7科目を受講した場合で最大86回です。また、2027年1〜4月は、1次試験と2次試験の対策を並行して学びます。 上級本科生は、1次試験の再受験者と、科目合格(1次試験で、一部の科目だけ基準に達すること)がある人を対象にしています。 ストレート本科生は、教育訓練給付の対象です(開講月などの条件があります)。
LECの場合
初学者向けは「1次2次プレミアム1年合格コース」、学習経験者向けは「1次2次上級合格コース」です。 プレミアム1年合格コースは全115回で、1次試験は全42回の1次ベーシック講座から、ステップアップ・アドバンスの3段階で学びます。 一方、上級合格コースの1次試験の対策は問題演習が中心で、1科目あたり約150問を解きます。受講する1次の科目は、1〜7科目から選べます。1次の講義も受けたい人には、「1次2次上級合格コースインプットプラス」(258,500円から)もあります。 2次試験の対策は、上級合格コースのほうが多く、2次ステップアップ講座・答練と2次事例IV集中答練が加わります。 受講料は、プレミアム1年合格コースが274,000円、上級合格コースが240,900円(1次1科目)から297,000円(1次6・7科目)です。 上級合格コースには、LECの中小企業診断士コースを受講したことがある人の再受講割引と、令和8年度の試験の受験者の本試験受験割引があります。
アガルートの場合
初学者向けは「1次試験・2次試験対策入門カリキュラム」、学習経験者向けは「1次試験・2次試験対策中上級カリキュラム」です。 中上級カリキュラムの講義は、基礎の説明を省き、応用の論点と知識の整理を中心に扱います。そのため、1次試験の講義の時間は、科目ごとに次のように短くなります。 財務・会計 21時間→14時間 企業経営理論 13時間→7時間 運営管理 8時間→5時間 経済学・経済政策 18時間→13時間 経営法務 16時間→7.5時間 経営情報システム 11時間→4.5時間 中小企業経営・中小企業政策 4.5時間→3時間 2次試験過去問解説講座(9年分・26時間)は、どちらにも付きます。受講料は、どちらもライトが107,800円、フルが217,800円です。
クレアールの場合
初学者向けは「1次2次ストレート合格パーフェクトコース」、学習経験者向けは「1次2次ストレート合格アドバンスドコース」です。 パーフェクトコースは、1次基本講義(92時間)と1次解法講義(28時間)から学びます。一方、アドバンスドコースの1次試験の対策は、過去問答練・解法講義・答練・公開模試が中心です。 2次試験は、どちらのコースも基礎の講義から学び、答練・模試の合計28事例の添削を受けられます。 受講料は、1次7科目でパーフェクトコースが250,000円、アドバンスドコースが210,000円です。どちらも、受講する1次の科目を1〜7科目から選べます。
どちらの人も受講できるコース
大原の「パススル 中小企業診断士(1次・2次)」は、初学者と学習経験者のどちらも対象にしたコースです。
もう一度受験するなら
受験したことがある人の講座の選び方は、もう一度受験するならにまとめています。
